インドでは、「色」は単なるファッションではなく、宗教・死生観・社会的立場を表す重要な記号です。
日本では問題にならない色でも、インドでは 不謹慎・不浄・縁起が悪い と受け取られることがあります。
この記事では、観光客・滞在者が特に注意すべき「色のタブー」を場面別に整理します。
なぜインドでは色が重要なのか?
ヒンドゥー教を中心とした価値観では、色は次の意味を持ちます。
- 神聖さ・不浄さの象徴
- 人生段階(結婚・出家・死)の区別
- 女性の既婚・未婚状態の表示
👉 これは
インド人が白い服を“不吉”と感じる理由
とも深く関係しています。
【要注意】インドで避けるべき色のタブー
黒|不吉・死・否定的エネルギーの色
インドでは黒は基本的に 忌避される色 です。
- 葬儀以外の宗教行事ではNG
- 結婚式・祝祭では不適切
- 寺院参拝では避けるべき
❌ 全身黒コーデ
⭕ 日常でのワンポイント使用は許容される場合あり
白|「純粋」だが「死」を連想させる色
白は清浄の色である一方、喪・未亡人・死別を象徴します。
- 葬儀・追悼行事:正装
- 結婚式・祝い事:タブー
- 若い女性の全身白:違和感を持たれやすい
👉 関連:インドの“先祖供養”の方法と考え方
赤|最も誤解されやすい神聖色
赤は吉兆の色ですが、使用者と場面が重要です。
- 既婚女性・花嫁の象徴
- 女神・生命力の色
- 葬儀での赤:完全NG
❗ 観光客が儀式で赤を着ると
「意味を理解していない」と受け取られることも。
サフラン色(黄・橙)|修行者の色
サフラン色は出家・禁欲・悟りを象徴する非常に神聖な色です。
- 僧侶・修行者の専用色
- ファッション目的の着用は注意
- 寺院では落ち着いた色味なら可
👉 関連:なぜインドの寺院はカラフルなのか?神々の象徴色と意味
【場面別】色のNG早見表
寺院・宗教施設
❌ 黒・派手な赤・露出色
⭕ ベージュ・淡色・落ち着いた黄色
結婚式
❌ 白・黒
⭕ 明るい色(主役より控えめ)
葬儀・追悼
⭕ 白
❌ 赤・黄色・華美な色
色のタブーを知らないと起きやすい誤解
- 不敬・無知だと思われる
- 写真撮影や入場を断られる
- 宗教を軽んじていると誤解される
👉 行動全体のNGは
【完全保存版】インドで絶対にやってはいけないNG行為15選
で体系的に確認できます。
まとめ|インドでは「色=マナー」
- 色は宗教的メッセージ
- TPOを間違えると強い違和感
- 観光客でも最低限の配慮が必要
インドでは
「何を着るか=どう生きるか」
に近い意味を持ちます。
