インドでは、日本では問題にならない行動が「無礼」「不浄」「宗教的タブー」と受け取られることがある。
特に食事、身体の扱い、宗教空間での行動は注意が必要だ。
本記事では、インド文化・ヒンドゥー教の清浄観・生活習慣を背景に、「絶対に避けるべきNG行為」を理由ベースで整理する。
旅行者だけでなく、インド文化を理解したい人にも役立つ保存版ガイドである。
食事に関するNG行為(最重要)
NG① 左手で食べる・取り分ける
左手は排泄や不浄行為に使われてきた手であり、食事で使うのは強いタブー。
→ 必ず右手主体で行う。
NG② 口をつけた食べ物・水を回す
一度口をつけたものは「ジュタ(不浄)」とされる。
→ シェア文化は基本的にNG。
NG③ 他人の皿に勝手に触れる
食べ物は身体の一部と考えられるため、無断接触は不快感を与える。
身体・ジェスチャーに関するNG行為
NG④ 他人の頭に触る
頭は魂が宿る場所とされ、特に年長者や子どもの頭に触るのは失礼。
NG⑤ 足で物や人を指す
足は最も不浄な部位。
→ 本・神像・人を足で指すのは強い無礼。
NG⑥ 足で触れた物をそのまま使う
誤って足で触れた場合は、手で触れて「失礼しました」という所作を示す。
宗教・寺院でのNG行為
NG⑦ 靴のまま寺院に入る
寺院は極めて清浄な空間。必ず靴を脱ぐ。
NG⑧ 露出の多い服装で寺院に入る
肩・脚を隠さない服装は不適切とされる。
NG⑨ 神像を無断で触る・撮影する
信仰対象への無遠慮な接触や撮影はトラブルの元。
日常マナー・社会的NG行動
NG⑩ 左手で物を渡す・受け取る
贈り物・お金・書類は必ず右手、または両手で。
NG⑪ 公共の場での過度なスキンシップ
特に男女間の接触は、保守的地域では好まれない。
NG⑫ 年長者や宗教者を軽く扱う
敬称・態度を軽視すると「無礼な人」と判断されやすい。
食文化・宗教由来のタブー
NG⑬ 牛肉を軽く話題にする
ヒンドゥー教徒にとって牛は神聖。冗談でも話題にしない。
NG⑭ 宗教別の食タブーを無視する
ヒンドゥー・イスラム・ジャイナ教で「食べられないもの」は異なる。
NG⑮ 清浄・不浄の概念を笑う・否定する
合理性より信仰として尊重する姿勢が重要。
他国との比較でわかるインドの特徴
インドでは、マナーが 個人の礼儀ではなく「宗教的秩序の一部」として扱われる。
そのため「知らなかった」では済まされない場面が多い。
まとめ
- インドのNG行為は宗教・清浄観・歴史に根ざしている。
- 左手、頭、足、食事は特に注意が必要。
- 尊重する姿勢があれば、多くの失敗は避けられる。
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